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経営改善に向けた取組み

市バス運賃の基礎知識

市バスの運賃に関する決まり事や見方について、まとめました。
運賃制度
市バス運賃の変遷
営業係数について

運賃制度

市バスの運賃は、「対キロ区間制」が適用されています。

また、仙台市交通局は公営企業であり、市バスの運賃は地方自治法225条の「公の施設の使用料」に該当することから、同法228条1項により、運賃の金額等について、仙台市の条例でも定められています(仙台市乗合自動車運賃条例)。


市バス運賃の変遷

市バスは、平成7年3月に運賃改定を実施して以来、一部券種や消費税増税による改定を除くと、20年以上にわたり運賃を据え置いています。


※市バスの運賃は、消費税率5%時の賃率に距離等を乗じて計算した額に、さらに消費税率10%(令和元年9月30日までは8%)分を転嫁する計算を行うことで算出しています。


運賃を据え置いている結果、県内の路線バス事業者の中では、市バスは比較的低廉な運賃水準となっています。

営業係数について

営業係数とは、1つのバス路線において、100円の収入を得るためにいくらの費用がかかるかを示す指標です。
仙台市交通局では、毎年各路線の営業係数を算出し、公表しています。

市バス路線別営業収支・営業係数について
https://www.kotsu.city.sendai.jp/kigyou/keiei/01buseigyousyuusi.html

令和3年度の実績では、全ての路線で営業係数が100を上回る赤字となっており、全路線計の営業係数は180となりました。最も営業係数が高い(赤字)の路線は余目線で1,397でした。


仙台市交通局では、これまで給料表の見直し(平成10年)やバス運転業務等の管理の委託をはじめとして、様々な経営効率化策に取り組んでおり、その結果、費用の多くを占めていた人件費を中心に、着実に費用削減が進んできました。しかしながら、経営努力による費用削減の余地は、すでに極めて少なくなっています。
現在は、利用状況に応じた便数調整(減便)を行うことで、費用の削減に努めていますが、安全・安心で、お客さまにご利用いただきやすい運行を続けていくためには、費用削減には限度があるものと考えています。

そのため、赤字を縮小するためには、収入を増やす必要があり
①より多くのお客さまにご乗車いただくこと
②事業継続に必要な水準までの運賃値上げを行うこと
が必要となっています。







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