台風通過時の市バス・地下鉄の「計画運休」について
「計画運休」導入の背景
近年、大型台風等による風水害が激しさを増しており、国において、安全確保や車両、施設への被害を抑えるための運休(「計画運休」)の必要性が示されています。既に、首都圏や九州地方等においては、台風接近時に各交通事業者が計画運休を実施しています。
仙台市交通局においても、令和元年10月の東日本台風の際、地下鉄駅構内への浸水など運行の支障となる被害が発生したことなどから、お客様や職員の安全を確保するとともに、バスや地下鉄の車両等への被害を最小限に抑え、早期の運行再開が出来るようにするため、厳重な警戒が必要な台風の通過が見込まれる場合、「計画運休」を実施することとします。
(令和元年東日本台風の浸水被害)
「計画運休」を実施するためのタイムラインを準備します
計画運休実施の判断時期や開始時間等の目安は下記のとおりです。
実際の運休実施は、台風等の風雨による市内への影響の他、仙台圏の各交通事業者の運休状況等を総合的に判断して行います。
(ポイント)計画運休発表の時期
・台風最接近予想時刻の概ね48時間前に運休実施の可能性を判断し、実施の可能性がある場合はお知らせします。
・運休実施の可能性がある旨を公表した場合、台風最接近予想時刻の概ね24時間前に実施の有無を決定し、
実施する場合は運休の開始時間等をお知らせします。
・運休や運転再開等の情報は、随時、交通局ホームページ、交通局X(エックス)でお知らせします。
(タイムラインのイメージ図)
・下記タイムラインは目安です。実際に運休を実施する際の、運休開始時刻や運行再開時刻は、台風毎に、
進路予想や被害の発生状況等を総合的に判断の上決定します。
計画運休時の運行情報は交通局 X(エックス)でもお知らせします
運休や運転再開等の情報は、交通局ホームページのほか、交通局 X(エックス)でお知らせします。ホームページはアクセスが集中した際表示されにくくなる場合があるため、X(エックス)でも随時運行情報をお知らせいたしますのでぜひご活用ください。
(仙台市交通局 X(エックス)へ)
事業者・教育機関等のみなさまへ
計画運休時の対応についてご検討をお願いいたします
計画運休は、台風による災害発生の恐れが高まり、安全の確保がより強く必要とされる場合に実施するものです。計画運休の際には、従業員や学生等の皆様の安全確保を最優先し、帰宅困難等の混乱を防止して頂くため、事業者や教育機関等の皆様におかれましては、予め計画運休時の対応についてご検討頂きますよう、ご理解・ご協力をお願いします。
◆事業者のみなさまにお願い◆
予め計画運休時の事業継続計画を定め、臨時休業や、従業員等の早期帰宅にご協力をお願いします。
◆教育機関等のみなさまにお願い◆
予め臨時休校・休業に関する方針を定め、学生・生徒や職員の早期帰宅にご協力をお願いします。
<参考>
・国土交通省ホームページ
「計画運休時における企業の取組みの優良事例紹介」(国土交通省資料へ)