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経営状況

令和3年度仙台市高速鉄道事業会計予算

1.事業の概要

 高速鉄道事業は,本市のまちづくりにおける骨格的な役割を担っているほか,自動車運送事業とともに主要な交通機関として市民生活を支えております。

 本年度においては,安全性確保を目的として,経年劣化した南北線高圧受電設備等の更新を計画的に進めてまいります。また,南北線におけるバリアフリー化の取組みとして,駅ごとに順次実施してきた入口の段差解消やオストメイト用設備を備えた車椅子対応トイレの増設を含めた駅トイレの全面改修等を完了させるとともに,ホームと車両の隙間縮小事業を進めてまいります。さらに,利便性向上の取組みとして,台原駅におけるエスカレーター設備の増設を実施いたします。

 今後も新型コロナウイルス感染症の影響が見込まれますが,引き続き,安全・安心を最優先として,感染症拡大防止対策に取り組むほか,南北線車両更新に向けた新型車両の設計等を着実に進めるとともに,新たに自動車運送事業と合わせて策定する「仙台市交通事業経営計画」に基づき,適切な情報提供を含めたお客様の視点に立ったサービスの向上と効率的な事業運営に努めてまいります。

2.主な事業等
安全性・利便性向上等に向けたハード面の取組み

 誰もが利用しやすい安全・安心な地下鉄を目指して,各施設等の更新や改良工事等を行います。


■安全性確保のための取組み
  • 南北線各種設備の更新(高圧受電設備・消防設備・電灯設備 等)

■バリアフリー化・利便性向上の取組み
  • 入口の段差解消やオストメイト用設備を備えた車椅子対応トイレの増設等を含めた老朽化した南北線駅トイレの全面改修(完成予定:黒松駅ほか2駅)※令和3年度をもって全駅改修完了予定
  • ホームと車両の隙間縮小のための隙間調整材設置(完成予定:長町南駅)
  • 視覚障害者対応型の誘導・案内設備の整備(完成予定:愛宕橋駅ほか2駅)※令和3年度をもって全駅整備完了予定
  • エスカレーター設備の増設(完成予定:台原駅(コンコース~中間階))

乗客サービスの向上・利用促進に向けたソフト面の取組み

■お客様の安全性と利便性の向上のための取組み

  • 輸送障害発生時における地下鉄運行情報のメール配信サービスの実施
  • 駅窓口でのタブレット端末や自動翻訳機による翻訳,筆談,地図等の案内業務の実施
  • 交通局公式Twitterアカウント(仙台市交通局@sendaishi_kotu)の運用

■お得な乗車券の販売や便利なサービスの実施


3.業務予定量

4.収支見込

 令和3年度の収支は,純損益では24億8千9百万円の赤字となる見込みです。



令和3年度収益的収入と支出の内訳

なお,予算書についてはこちらを参照してください。
令和3年度高速鉄道事業会計予算(PDF:524KB)(仙台市ホームページ)
令和3年度高速鉄道事業会計予算説明資料(PDF:336KB)(仙台市ホームページ)

© Sendai City Transportation Bureau.

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