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経営状況
令和２年度仙台市高速鉄道事業会計予算
1．事業の概要
高速鉄道事業は，南北線と東西線とが一体となって，十文字型の骨格交通軸を形成しており，本市における基幹交通機関として市民生活において重要な役割を担っております。
本年度においては，安全性確保を目的とした南北線設備の老朽化対策として，変電所の非常用発電設備や高圧受電設備等の更新を進めてまいります。
また，南北線におけるバリアフリー化の取組みとして，駅トイレの入口段差解消やオストメイト用設備を備えた車椅子対応トイレの増設を含めた全面改修を進めるとともに，ホームと車両における隙間の解消に向けた取組みを開始するほか，駅構内における触知案内図の整備を行ってまいります。
さらに，利便性向上の取組みとして，勾当台公園駅及び台原駅におけるエスカレーター設備の増設を行ってまいります。
今後も安全運行を第一に，更なる利用促進を図り，適切な情報提供を含めたお客様の視点に立ったサービスの向上と効率的な事業運営に努めるとともに，南北線の車両更新に向けた取組みを着実に進めてまいります。
2．主な事業等
安全性・利便性向上等に向けたハード面の取り組み
誰もが利用しやすい安全・安心な地下鉄を目指して，各施設等の更新や改良工事等を行います。
■安全性向上のための取り組み
- 非常用発電設備等各種設備の更新
- エスカレーター設備の更新（完成予定：勾当台公園駅ほか２駅）
バリアフリー化・利便性向上の取り組み
- 出入口の段差解消や男女トイレ内へのオストメイト用設備を備えた車椅子対応トイレの増設等を含めた老朽化した駅トイレの全面改修（完成予定：八乙女駅ほか３駅）
- ホームと車両の隙間解消に関する設計
- 視覚障害者対応型の誘導・案内設備の整備（完成予定：八乙女駅ほか6駅）
- エスカレーター設備の増設（完成予定：勾当台公園駅（北1出入口（市役所側）ほか1駅）
乗客サービスの向上・利用促進に向けたソフト面の取り組み
■お客様の安全性と利便性の向上のための取り組み
- 輸送障害発生時における地下鉄運行情報のメール配信サービスの実施
- 駅窓口でのタブレット端末による翻訳，筆談，地図等の案内業務の実施
- 交通局公式Twitterアカウント（仙台市交通局＠sendaishi_kotu）の運用
■お得な乗車券の発売や便利なサービスの実施
- 乗車回数・利用金額に応じてポイントが貯まるICカード乗車券「icsca（イクスカ）」の発行
- 「学都仙台 市バス・地下鉄フリーパス」の発売
- 「地下鉄一日乗車券」の発売
- 「るーぷる仙台・地下鉄共通一日乗車券」（るーぷる仙台ホームページ）の発売
- 地下鉄210円均一運賃制度（仙台市ホームページ）の実施
- 泉中央・長町南地区・八木山動物公園駅・荒井駅等での「パークアンドライド」の実施
- 運賃等検索システム「せんだい市バス・地下鉄ナビ」の運用
- 地下鉄東西線・バスのりつぎ時刻表の配布
3．業務予定量
4．収支見込
令和2年度の収支は，純損益では24億7,873万円の赤字となる見込みとなっております。
なお，予算書についてはこちらを参照してください。
令和２年度高速鉄道事業会計予算（PDF：776KB）(仙台市ホームページ)
令和２年度高速鉄道事業会計予算説明資料（PDF：340KB）(仙台市ホームページ)
