企業情報
経営状況
令和3年度仙台市自動車運送事業会計予算
1.事業の概要
自動車運送事業は,高速鉄道事業とともに本市における主要な交通機関の一つとして市民生活を支えております。
本年度においては,バリアフリー化の推進や環境・安全対策として,ドライバー異常時対応システムを搭載した低公害型ノンステップバスの導入を進めてまいります。また,バス待ち環境向上の取組みとして,バス停留所上屋の改修や増設,電照式停留所の増設を行ってまいります。さらに,利便性向上の取組みとして,バス車両のLED行先表示器について,より視認性に優れた白色LEDへの更新を開始します。
事業を取り巻く環境は,生産年齢人口の減少や新型コロナウイルス感染症の影響等により厳しい経営状況が続くものと見込まれますが,引き続き,安全・安心を最優先として,感染症拡大防止対策に取り組むほか,新たに高速鉄道事業と合わせて策定する「仙台市交通事業経営計画」に基づき,需要動向に応じた便数調整を実施し経営の効率化を図りながら,将来にわたり安定的な事業運営に取り組むとともに,身近な公共交通機関としての役割を担えるよう努めてまいります。
2.主な事業等
■バス車両のバリアフリー化や利便性向上の取組み
- ドライバー異常時対応システムを搭載した低公害型ノンステップバスの導入
- バス車両のLED行先表示器の更新(令和7年度全車両更新完了予定)
- バス車両の構造別内訳
種別 | 令和3年度 (予定) |
令和2年度 (見込) |
増 減 (△減) |
---|---|---|---|
ノンステップバス | 406 | 381 | 25 |
ワンステップバス | 44 | 44 | 0 |
それ以外のバス | 16 | 47 | △31 |
合計 | 466 | 472 | △6 |
■お客様サービスの向上
- 運転技術・接遇サービスの向上に向けた研修の実施
- バス停留所上屋や電照式バス停留所の整備(上屋2箇所,電照式停留所5箇所を整備予定)
- 「どこバス仙台」(バスロケーションシステム)(仙台市ホームページ)の運用
- 運賃等検索システム「せんだい市バス・地下鉄ナビ」の運用
- 交通局公式Twitterアカウント(仙台市交通局@sendaishi_kotu)の運用
■便利な乗車券の販売やお得な運賃の実施
- 乗車回数・利用金額に応じてポイントが貯まるICカード乗車券「icsca(イクスカ)」の発行
- 「学都仙台 市バス・地下鉄フリーパス」の販売
- 120円パッ区(都心バス120円均一区間)(仙台市ホームページ)の実施
- 東西線結節駅周辺バス100円均一運賃(仙台市ホームページ)の実施
- 「市バス一日乗車券」の販売
■経営の効率化
- 需要動向に応じた便数調整(令和3年4月1日ダイヤ改正)
- 営業所等におけるバス運転業務等の管理の委託の継続的な実施
3.業務予定量
4.収支見込
令和3年度の収支は,営業収支では42億5千万円の赤字となる見込みで,一般会計からの補助金を受けてもなお,純損益では12億8千6百万円の赤字となる見込みです。
(単位:千円)なお、予算書についてはこちらを参照してください。
令和3年度自動車運送事業会計予算(PDF:502KB)(仙台市ホームページ)
令和3年度自動車運送事業会計予算説明資料(PDF:310KB)(仙台市ホームページ)