icsca(イクスカ)
令和5年3月をもってicscaポイントのうち基本ポイントの付与を終了します
1.制度見直しの背景
icscaポイント制度は、従前の運賃体系等も踏まえながら、icscaの利用を促しIC乗車券の普及を図ることや、バスと地下鉄の乗り継ぎの促進を図ること等を目的として導入したものです。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響で市バス・地下鉄の乗車料収入が大幅に減少しており、令和元年度と比較して、この2年間の累計で市バス約29億円、地下鉄約73億円(税抜)の減少となるなど、交通事業の今後の経営環境は、令和3年3月に策定した仙台市交通事業経営計画で見込んだ以上に厳しくなるものと考えられます。
持続可能な経営を確保するためには、経営改善に向けたさらなる取組みが必要であり、制度導入当初のIC乗車券の利用促進という目的は果たされたと考えられることや、現在の厳しい経営状況等を勘案し、icscaポイント制度を見直すことといたしました。
2.見直しの内容
月の乗車回数に応じて乗車金額の5%~25%のポイントが貯まる基本ポイントについては、市バス・地下鉄ともに令和5年3月31日営業日をもって付与終了いたします。
※令和5年3月にご利用分のポイントは、令和5年4月10日に付与します。
地下鉄と市バス、または地下鉄と宮城交通・ミヤコーバス(高速バスを除く)を60分以内に乗り継ぐとポイントが貯まる乗継ポイントについては、鉄道にバスが結節する交通体系の形成に向けた取組みは引き続き推進する必要があることから、これまでと変更なく継続いたします。
宮城交通・ミヤコーバスについても、高速バス路線を除き基本ポイントの付与が終了します。詳細は、宮城交通HPをご確認ください。
3.ポイントの失効にご注意ください
基本ポイントの付与終了後も、地下鉄の発券機等でポイントチャージすると運賃として利用できますが、ポイントには有効期限があり、1年間ポイントチャージしないと失効します。
有効期限までにポイントチャージを行わなかった場合は、その月のポイントは失効します。
◎貯まったポイント数は、地下鉄駅券売機、チャージ機設置店舗のチャージ機で確認することができます。また、当月末に失効するポイント数も確認することができます。
◎定期券発売所、乗車券発売所、バス営業所では、貯まったポイント数を確認することができるほか、ポイントの履歴(付与、チャージ、失効)を確認することができます。
4.経営改善に向けた取組み
交通局では、市バス・地下鉄を皆さまの身近な公共交通機関として将来にわたり安定的に維持できるよう、仙台市交通事業経営計画に基づき、経営改善に取り組んでいます。
現在の経営状況と取組み内容については、以下のページをご覧ください。
交通局における経営改善に向けた取組み
https://www.kotsu.city.sendai.jp/kigyou/keiei/managerial-betterment-effort_2021-2030.html
「仙台市交通事業経営計画」2021-2030(令和3~12年度)
https://www.kotsu.city.sendai.jp/kigyou/keiei/management-plan_2021-2030.html
お問い合わせ先
仙台市交通局経営企画課企画係
TEL:022-712-8356 FAX:022-224-5506