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経営状況
平成30年度仙台市高速鉄道事業会計予算
1.事業の概要
高速鉄道事業は,東西線と南北線とが一体となって,十文字型の骨格交通軸を形成しており,本市における基幹交通機関として重要な役割を担っております。
本年度においては,安全性向上のための取り組みとして,運行管理システムの更新等を進めるほか,バリアフリー化の一環として,駅トイレ入口の段差解消や簡易型多機能トイレの増設,非常用警報装置の誘導・案内設備の整備などを進めてまいります。
また,利便性向上の取り組みとして,運行情報や災害時の避難誘導情報等を複数の外国語で提供するための旅客案内設備の更新や昇降機設備の増設を進めてまいります。
さらに,ICカード乗車券システムを安定的に運用するため,システム更新を行います。
今後も安全運行を第一としながら,増客・増収に向けて更なる利用促進に努めつつ,お客様の視点に立ったサービスの向上と効率的な事業運営に取り組んでまいります。
2.主な事業等
安全性・利便性向上等に向けたハード面の取り組み
誰もが利用しやすい安全・安心な地下鉄を目指して,各施設等の更新や改良工事等を行います。
■安全性向上のための取り組み
- 運行管理システムの操作端末等の更新
- エスカレーター設備の更新(完成予定:台原駅ほか4駅)
バリアフリー化への取り組み
- 出入口の段差解消等を含めた老朽化した駅トイレの全面改修(完成予定:泉中央駅ほか2駅)
- 階段の段差明瞭化(完成予定:泉中央駅ほか4駅)
- 非常用警報装置の設置(完成予定:仙台駅ほか1駅)
- 誘導・案内設備の整備(完成予定:黒松駅ほか1駅)
利便性向上の取り組み
- 旅客案内設備の更新等
- エスカレーター設備の増設(完成予定:勾当台公園駅)
その他
- ICカード乗車券システムの更新
乗客サービスの向上・利用促進に向けたソフト面の取り組み
■お客様の安全性と利便性の向上のための取り組み
- SuicaやSuicaと相互利用している交通系ICカードの利用の実施
- 輸送障害発生時における地下鉄運行情報のメール配信サービスの実施
- 駅窓口でのタブレット端末による翻訳、筆談、地図等の案内業務の実施
■お得な乗車券の発売や便利なサービスの実施
- 乗車回数・利用金額に応じてポイントが貯まるICカード乗車券「icsca(イクスカ)」の発行
- 「学都仙台 市バス・地下鉄フリーパス」の発売
- 「地下鉄一日乗車券」の発売
- 「るーぷる仙台・地下鉄共通一日乗車券」(るーぷる仙台ホームページ)の発売
- 地下鉄200円均一運賃(仙台市ホームページ)の実施
- 泉中央・長町南地区・八木山動物公園駅・荒井駅等での「パークアンドライド」の実施
- 運賃等検索システム「せんだい市バス・地下鉄ナビ」の運用
- 地下鉄東西線・バスのりつぎ時刻表の配布
3.業務予定量
4.収支見込
平成30年度の収支は、純損益では 23億3,389万円の赤字となる見込みとなっております。
(単位:千円)※消費税及び地方消費税込み
なお、予算書についてはこちらを参照してください。
平成30年度高速鉄道事業会計予算(PDF:2,720KB)(仙台市ホームページ)
平成30年度高速鉄道事業会計予算説明資料(PDF:1,202KB)(仙台市ホームページ)